IT業界の男女の比率

IT業界は、成長が著しい業界であり、エンジニアやプログラマの需要は非常に高い。そのようなIT業界ではあるが、人材に偏りがある業界としても知られている。
IT業界における男女の比率は、圧倒的に男性が多い。2019年の段階では、男性と女性の比率は、おおよそ8対2となっている状態である。

IT業界において圧倒的に男性が多いのは、IT業界の仕事内容が男性に向いているからだとは必ずしも言えない。女性でも優れたプログラマやエンジニアは数多く存在している。
男女比率に偏りがある原因のひとつとしては、IT業界の働き方や労働環境にあるといえるだろう。

IT業界の多くは、ベンチャー企業であり、スタッフ一人一人が休みなく働かなければならない状態ということも少なくない。体力的な問題や出産や育児の関係で常に働き続けることが難しい女性では、長続きしないというのが理由のひとつである。
しかし、働き方改革や女性活躍推進がなされることに成ったことで、IT業界にも多くの女性が活躍するようになってきている。時短勤務や産休、育休にも理解をする企業が増えてきたため、女性でも長く働き続けることができるようになってきている。

また、女性視点を重視するようになってきたこともあり、女性スタッフが増えるようになってきた。女性向けの商品が多く開発されるようになったほか、女性のマーケット感覚が求められるプロジェクトが増えてきたことが、その大きな要因といるだろう。
女性のプログラマーやエンジニアは今後も増えると予想される。