現場での女性プログラマの苦労とメリット

コンピューター関係の仕事は古くから性別の差異は無いとされている。プログラマも同様であり、女性が第一線で活躍するケースも珍しくない。重い物を持ち運ぶなど力仕事がほとんど無いので、男女を問わず仕事に従事できるのが特徴だ。

しかし、女性特有の苦労があるのも事実である。女性プログラマが感じる苦労で多いのが、仕事上の性差別である。女性は結婚までの腰かけで仕事をしているという偏見があり、長期的なプロジェクトなど重要な仕事に従事させないのが典型的な例だ。
また、女性は男性と比較すると体温が下がりやすいので、長く座り続けて作業を行っていると冷え性などの疾患に悩まされることもある。低血圧や神経痛も女性の方が高リスクと言われている。

その一方で、女性がプログラマとして働くメリットも少なくない。プログラマの仕事には性別は関係無いので、会社や団体が差別意識を持っていなければキャリアアップを図るのは難しくないと言えるだろう。女性特有のコミュニケーション能力の高さを駆使し、柔らかい言い回しと柔和な雰囲気での対応などを心がければ、そのスキルが交渉ごとをまとめたりプロジェクトチーム内の繋がりに有利にはたらく。

今は女性のIT業界進出は男性に比べると少なく、優秀な人材もそれほど多くはない。しかし、それをチャンスと捉え、女性がキャリアアップするための考え方と方法を心得て実践すれば、自ずと周りから認められる存在へと成長し、ひいては業界で長く活躍することができるだろう。